耳鼻科の小部屋 副院長のつぶやき

さよなら絵本たち

久しぶりに更新です。新型コロナのため当院でも慌ただしく1日が過ぎて行きます。感染の機会を減らすため早くから受付窓口は下方少し隙間を空けて透明ビニールを張り、院内は患者さんを含めマスク着用義務、問診用紙を記載する前には手指消毒を徹底、熱があったり流行地域に行った方は診察時間をずらしていただくなど、患者さんにはご理解、ご協力をお願いしております。また当院のスタッフもよく頑張ってくれており、日々支えられていることに感謝しつつ診療を継続しています。感染拡大予防のため待合室に置いていた絵本もすべて撤収しました。待ち時間に楽しそうに絵本を読んでいたり、順番が来て呼ばれてもほかの子に取られたくなくて大事そうに診察室まで絵本を抱えていた子供たちの姿を思い出すととてもさみしくなりました。普段からスタッフが診察終了後に絵本をきれいにアルコールで消毒してくれてましたが、今回も丁寧に拭いて収納庫に片づけてくれました。絵本のない待合室は色があせて見え一気に殺風景になってしまいました。

「命より経済」という愚かな政治家たちの誤った判断で待合室から絵本が消えてしまう事態になった事を私は心に刻みました。しばらくは絵本たちとさよならです。でも近い将来必ずまた白い本箱に戻して、子供たちに喜んでもらえる日が来るように頑張りたいです。

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2020年明けましておめでとうございます

新年おめでとうございます。

年末年始は皆様いかがお過ごしでしたでしょうか?当院は昨年12月28日午前まで診察し、例年通り午後から職員全員で仕事納めと院内清掃、夕方からはダスキンさんに来てもらって床のワックスがけをし、終了しました。医院の床はピカピカになり顔が映るくらいきれいになりました。レフ版効果で私の顔映りもきれいになったりして…(笑)、しかしマスクで目と眉しか出てないので関係ないか。11月から12月末は溶連菌とインフルエンザの大流行でした。特に成人、小児ともに溶連菌感染が例年より多かった印象でした。年明けは少し落ち着いています。昨年は診察用椅子のレザー張替えと年末にとうとうユニットのコンプレッサーが不具合となり買い替えました。したがって自分へのクリスマスプレゼントは着れないレザーとコンプレッサーになってしまいましたが、仕方ないかあ~~と。

年始には甥っ子たちがお年玉をもらいに(?)笑顔でやってきて、お礼に書道を書いていってくれました。院内の新年の雰囲気が盛り上がった感がでました。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

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今年も

台風が到来シーズン真っ只中です。石川県は被害が少なく、いわゆるご高齢のかたがおっしゃる「白山さんのおかげ」なのでしょうか。関東周辺の状況をみると同じ日本とは思えない甚大な被害です。二子玉川の浸水した歯科医院がTVで報道されていましたが、他人事とは思えません。ハザードマップを見ると当院の所在地も地面が低く、何か必要な対策を考えないとなあ~と思いながらも何もできていない今日この頃です。石川県は今年9月にインフルエンザが流行して、予定していた小学校の耳鼻科検診が延期となりました。時期が早いのでちょっとびっくりです。一説には新幹線効果で夏休みに海外や都会からの観光客がウイルスを持ち込んだのではないかともいわれていました。現在は台風のため新幹線が不通となり、駅や東茶屋はごった返すことなく、近江町も楽に地元民が買い物できるようになって、昔ののんびりした金沢が戻ってきたかのようです。まあ一時だけでしょうけど….

今年もご近所にお住いの患者様から美しい秋バラを頂きました。台風にも負けずに残った今シーズン最後の貴重なバラです。色とりどりで花の色によって1本1本ごとに香りが違います。白はやさしい甘い香り、真紅は芳醇な香り、などずっと顔をうずめて嗅いでいたいくらいです(笑)。ありがとうございました。これから肌寒くなってきますが、皆様どうぞお健やかにお過ごしください。

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暑中お見舞い申し上げます

猛暑の日々が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

小松はたまにニュースにとりあげられることがあるくらい、暑いんです。人も植物も暑すぎると調子が悪くなりますが、今年も朝顔が頑張って鮮やかに咲きはじめました。診療の合間に窓から見えて、癒しになります。夜間はほぼクーラーなしでは安眠が得られないくらい暑いので、体調不良や夏風邪がなかなか抜けない方が多いです。全国的にもそうですが、今年小児では手足口病がやはり多く見られます。手足口といいながらも、てのひら、足の裏だけでなく皮疹は前腕、下肢、お尻にも出ます。耳鼻科では鼻かぜと思って受診した際に口の中の粘膜疹が見つかって診断されたりしますが、上気道感染のある小児は手や足も皮疹がないかチェックします。看病する親御さんの感染も昨年よりは多く聞きます。大人が感染すると結構皮疹も発熱も継続し重症です。またダニやハウスダスト、カビによるアレルギー性鼻炎の増悪も夏にみられることが多いです。祖父母の家にお泊りに行った翌日から鼻症状ひどくなった、というのもよく聞きます。我が家は古い木造家屋なので、両親は遊びに来る孫のためにとうとう大型の空気清浄機を購入しました(^^)…..。

とりあえず今年の夏も猛暑に負けず乗り切りたいと思います!!!

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GWは….

GWも終了ですね。よいお休みだったでしょうか?なかなかない長さでどう過ごそうかと考えていましたが、5月10~11日が学会で休診のため、結局当院は10連休にはせずに4月30日と5月2日は通常通りの診療を行うことにし、例年のGW通りとなりました。実際大学卒業後こんなに長い休みを経験したことがないので、正直休むことに不安を感じたというのもあります(笑)。休日不安症ですかね…(苦笑)。それでも前半2連休、後半4連休、そこそこの長さです。レセプトや年末までとはなりませんでしたが掃除などもでき、一歩も外出せずに過ごしました。TVで見る観光地はどこもすごく混んでて、兼六園の琴路灯篭の橋も落ちそうな勢いでしたね。連休中仕事だった皆様(救急外来スタッフ、消防、警備、サービス業などなど)、本当にお疲れ様です。これからでも少しでもお休み取れるといいですね。 連休中手入れしたパンジーです。今とてもきれいです。

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春ですね

少しずつ日が長くなってきましたね。春です。そして先月から花粉症の時期が始まっています。今年は昨年と比較しスギ花粉の飛散量が小松市は多く、重症化した方が多い印象です。とくに昨年は眼症状が軽く済んでも、今年は目がかゆい、しょぼしょぼするような自覚症状の多い方が目立ちます。大人でも我慢できず掻いてしまうのですから、小児はなおさらです。3月から外遊び後にくしゃみ、鼻水、目がかゆいといって眠れなかったという小児患者さんが多かったです。調べてみるとスギ花粉に反応陽性であったことも多々あります。毎年の印象としては、年々低年齢化しているような気がします。花粉症やアレルギー性鼻炎のお子さんの保護者の方からときどきプールに入ってもいいですか、と聞かれる時があります。もちろん症状のない時はよいですが、鼻つまりや鼻水がひどかったり いわゆる風邪症状もありだるそうにしているときはダメです、とお答えすると「えー、月謝払っちゃったわ~」と言われ困ってしまいます。プールの消毒に使う塩素も鼻粘膜の刺激になります。お気を付けください。

 

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明けましておめでとうございます

明けましておめでとうございます。

昨年は皆様にとってどのような1年だったでしょうか。昨年は年始から2月にかけて豪雪に見舞われ雪かきで大変だったことが思い出されます。今年はそうでもなさそうですがまだ北陸では油断できません。今年は寒波が来るとのことで正月休みに向けて身構えていましたが石川県は大きなトラブルがなくてほっとしています。年末年始は甥っ子たちがやってきてましたが、期待外れに雪が少なくそれでも残った雪をかき集め雪ウサギを作っていました。当院では今年の診療が始まっていますが、インフルエンザも増えてきました。皆さま今年1年体に気を付けてお過ごしくださいませ  。

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日光東照宮

夏も終盤に近づきましたね。今夏は後半比較的過ごしやすかったような気がします。お盆には甥っ子たちが遊びに来て賑やかだったのが今年の夏の思い出です。

夏は遠出をしないので、代わりに6月か7月にタイミングが合うと県外の学会に参加するようにしています。今年は6月に栃木県宇都宮市で小児耳鼻咽喉科学会があり、参加してきました。耳鼻科のみならず小児科の先生方からの演題、講演があり勉強になりました。その学会のついでに日光まで足を延ばして修復されたばかりの東照宮を見学してきました。大学勤務時代、ずいぶん前ですが1度学会で訪れたことがあります。その時にガイドさんが「東照宮は車椅子では移動が難しく結構歩くから、もし親御さんを連れてくるなら足腰立つうちがいいんですよ~」と言われたのを思い出し、滅多にしない(?)親孝行のつもりで母を誘ってみました。ちなみに父は日光も善行寺も行ったことがあるらしく、二人で行ってこいと….。

絶景の明智平からいろは坂の下りで三半規管に適度な刺激を受けた後でしたが(^^;)、東照宮に着くとその疲労も忘れるほど陽明門、鳴き龍、三猿の彫刻などどれも細部まで美しく、また眠り猫は意外に小さくてガイドさんに教えてもらわないとわからなくらいでした。前回は学会発表を抱えていたので、あまり東照宮のことは記憶になかった私でしたが、今回は母のペースに合わせてゆっくり過ごすことにしました。名物の湯葉もいただいて、夏前のささやかなよいひとときでした。

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はや5月

あっという間に5月も終盤です。今年の春の麻疹も収束し、医療関係者はみなほっとしているのではないでしょうか。今年は例年になく早い時期から4月までずっとインフルエンザが流行し当院でも多くの患者さんが受診されました。なんだかおかしな春先でした。黄色のパンジーの時期も終わり、裏庭がさみしくなったので、マリーゴールドを植えてみました。ずぼらのガーデナーにとってマリーゴールドは害虫に強いとカーマの店員さんにすすめられたのですが、なんと葉がナメクジにやられて花だけが目立つ激やせマリーゴールドになってしましまいました。花はきれいに咲いているのでしばらくこのままにすることにしましたが…..。その後ろで、6年ぶりにサツキの花がたくさん開花しました。開院以来花を見たことがなかったので多分咲かないと思っていたのに、何が良かったのかさっぱりわかりません。おかげで診療室の窓は賑やかになり、診療の合間癒されてます。小松は最近自衛隊戦闘機のスクランブル発進が多く、例年にない回数です。花を楽しめるごく普通の生活が脅かされなように祈るばかりです。

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冬景色

大雪ですね。1月は忙しいままあっという間に過ぎ、はや2月です。小松はインフル、RS、スギ花粉症と多彩な原因のハナミズのお子さんが多いです。連休というのにどこも行く予定もなく加賀市の田んぼの真ん中にあるカフェでお茶をしました。その窓からの景色がきれいなので写真を載せてみました。雪道の運転は大学勤務時代に井波や氷見に行きましたのでそこそこ経験はありますが、やはり四駆はパワフルでありがたいです。今年の花粉症、石川県は例年並み、もしくはやや多いとのことですが、舌下免疫療法中のかたも現時点では順調で、されていない方でも花粉症症状のひどい方には症状が出る前に早めに内服をおすすめしていたので、最近は早めに服用希望のかたも増え、花粉症最盛期の混乱は少しはよいかもしれません。ちょっと期待しています。

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